アラフィフ情シスの読書ノート

ビジネス書が多めですが、自分がその時に読んだ本と感じたことを残していきます。

コーチングのとびら

■読んだ本

コーチングのとびら」(石川 尚子 著)

 

■今の状況(本のチョイスや感想のバイアスとなりうること)

こんな感じです。このブログについてもご覧ください。

  • 起業に関われることにワクワク
  • スタートアップへの転職によりこの先どうなるか見えない不安もあり
  • 新会社のITインフラの準備も少しやり始めている
  • 現職は有休消化中のため毎日がまったり
  • 時間があるので色々インプットしたい欲求が非常に高まっている
  • 経営、組織論、コミュニケーション、コーチングに関心あり

 

■感想

この本は2010年に出版されているのですが、今読んでも内容は全く古い感じがしません。未だに同じ課題が世にはびこっているなぁ、って思いました。

 

コーチングに興味を持ってググった時に、入門書として良く紹介されていたので読んでみました。

 

まず、コーチングとは何かを自分の中で腹落ちできたのが良かったです。

一方で、目標に向かってどんどん前進したい状況では行動に焦点をあてたコーチングの方がより効果的でしょう。

コンサルティングだったり伴走支援だったりする場合に、お客様に行動してもらうことが成果だと、逆にどんなにアプローチをしても行動を起こしてもらえなければ成果を出せていないと、そう理解しました。

 

「ほめられたほうがやる気になる人が多い割には、ほめる人、ほめられる人が極端に少ない」という現状です。

ボクも約一年ほど課長として管理職を経験しましたが、まぁその時の部長がとにかく怒りまくる人で、毎週のミーティングが苦痛で仕方なかったです。戦意を喪失させて売上が上がるわけないだろっ、と思ってました。

これまでほめられてこなかった人が上司や指導者になったらほめられるようになるわけがないんですよね。変えてみようと思った人が変えていく、それと同時にそういう教育をしていくことで先々の当たり前にしていく、という流れが必要だと思いました。

 

最後の第7章でも述べられているのですが、結局は自分なんですよね。

まずは自分がやって、そうしないと相手は信用してくれない、信用を積み重ねていくことが信頼を得ることになるのだと思います。コーチングは、質問をして相手に気づきを与えて行動を起こしてもらうことが目的です。多様な相手に的確なコーチングをするには質問力が必要です。その質問力の強化をするためには自己研鑽をし続けないといけなぁと。。。

 

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

山本五十六の名言、ホント、これ!