アラフィフ情シスの読書ノート

ビジネス書が多めですが、自分がその時に読んだ本と感じたことを残していきます。

銀行マンの凄すぎる掟

■読んだ本

「銀行マンの凄すぎる掟」(猫山課長 著)

 

■今の状況(本のチョイスや感想のバイアスとなりうること)

こんな感じです。このブログについてもご覧ください。

  • 起業に関われることにワクワク
  • スタートアップへの転職によりこの先どうなるか見えない不安もあり
  • 新会社のITインフラの準備も少しやり始めている
  • 現職は有休消化中のため毎日がまったり
  • 時間があるので色々インプットしたい欲求が非常に高まっている
  • 経営、組織論、コミュニケーション、コーチングに関心あり

 

■感想

ジャケ買いしました。

半沢直樹のようにドロドロとグロい内容を期待したのですが裏切られました(笑)

タイトルとは逆なポジティブな内容だと感じました。

 

著者が金融機関で見てきたという本書に登場するモンスターたちは、ボクも良く見てきました。今年まで約17年間SIerに所属していますが、案件で様々なお客様や自社メンバーたちと一緒に仕事をしてきました。お客様側だけでなく自社にもいますね、モンスターたちは。

人の振り見て我が振り直せ、ではなく、普段から自分の考えや行動を律していかなければと思いました。

 

来年から組織を作っていく立場になるので、その目線で参考になったことは以下の点です。

  • 部下の成長を待つ
  • 心身ともに健康を保つ
  • 経営者視点
  • バックアップ、持続可能な組織でいる
  • 覚悟して自分で決める

 

責任を取ることを恐れる人間が「まずは現場の意見を聴く」というときは、よりよい成果物を得たいという思いよりも責任回避の考え方のほうが強いでしょう。

すごく分かります。

進捗の遅いプロジェクトだと、ことあるごとにヒアリングがセットされ、その結果あちらを立てればこちらが立たずの状態になってしまうという、結構あるあるだと思いました。実際にそんなプロジェクトも経験してきました。

 

ハッとさせられた一文がこちらです。

真面目に働くことの定義が変わってしまった。

自分を変化させていく必然性を感覚として持っていましたが、コレだ!と思いました。

ぜひ本書で前後の文脈を確認して欲しいです。

 

最終的に、現職の金融機関に所属しながらこのような本を出版する、猫山課長がすごいと思いました。