■読んだ本
「岡田メソッド」(岡田 武史 著)
■今の状況(本のチョイスや感想のバイアスとなりうること)
こんな感じです。このブログについてもご覧ください。
- 起業に関われることにワクワク
- スタートアップへの転職によりこの先どうなるか見えない不安もあり
- 新会社のITインフラの準備も少しやり始めている
- 現職は有休消化中のため毎日がまったり
- 時間があるので色々インプットしたい欲求が非常に高まっている
- 経営、組織論、コミュニケーション、コーチングに関心あり
- 2024年、新たなスタート、ワクワクとドキドキが半々、もう半分終わってる
- なんやかんやバタバタし出したぞ案件もスタートして忙しくなってきた
- 採用活動にも着手していくぞで面接が忙しくなってきた
- 新入社員が入ったので組織づくりや仕組みづくりが急務
■感想
皆さんもご存じの通り、著者は元サッカー日本代表監督として有名です。ですが、その時よりも、今治でサッカーを起点とした教育や街づくり、ビジネスに情熱を注いでいるここ数年の活動や考え方に惹かれて好きになりました。
とあるビジネス系のオンラインセミナーに参加した際、登壇者がこの本をビジネス書という位置づけで読んで絶賛していたのが購入のきっかけです。
はい、内容は完全にサッカーチームの育成に関する内容です(笑)
ですが、個人的にバイブル的な一冊になりそうです。
あぁ、これだぁ~、これを応用してうちの会社のエンジニアの育成プラン作りたい~、運用エンジニアの育成メソッドを体系化したい~、こういうの求めてたわぁ~、ってなりました。
「日本の選手は、こういうときは、どうプレーすればいいかと、なぜ聞いてくるんだ?それを自分で考えるのがサッカーだろ!!」
はじめにある一文のですが、選手を社員と置き換えるとどこもよくある光景になると思います。なんでも指示を仰ぎにくる社員ていますよね。
ところが、ジョアンが言うには、スペインには型があり、それを16歳までに教えて、その後は自由にするという。まったく逆じゃないか!
こちらもはじめにの中にあるのですが、まさにこれにビビッて来ちゃいました。型がないからどうすればよいか分からない、そりゃそうだよなと腑に落ちました。
うちの会社は業界未経験者を採用してエンジニアに育てていく方針です。知識は無いし、型なんて全く知らないのです。そんな未経験者の育成を、型がないまま自習や現場任せにしたら、どうすればよいか聞いてくるのは当然です。
会社や組織としてのミッション・ビジョン・バリュー(岡田メソッドではフィロソフィー)の重要性もこれにつながっているのだろうと個人的思いました。型はもう少し現場よりというか具体的に示したものという理解でいます。
この本のいいところは選手の育成だけでなく、コーチの育成やチームマネジメントまで述べられているところですね。型ができたことにより、コーチの観点が整理され、選手への指導内容も明確になる、という好循環が生まれたそうです。また、コーチに対しても、選手をリスペクトするなど「プロミス」という約束事があり、コーチとしてどうあるべきかを立ち返る型を作っているということでしょう。
で、この本の通りにやったからと言って同様にうまくいかというと、必ずしもそうではないはずです。やはり最終的には自分で考え自分で決断しないといけません。それが自立だからです。
サッカー指導書に位置づけられる本ですが、ビジネス書としても大いに学びを得られました。
岡田メソッドが形になるまでに約4年ほどかかったそうです。成果は出始めているものの、それでもまだ挑戦中であるとのことです。正直どうなるか分からないですが、今ある知見を吐き出してみるところからボクなりのメソッドを作ってみようと思います。
なんかテンション高めですみませんでした(笑)