■読んだ本
「サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質」(菊原 志郎、仲山 進也 著)
■今の状況(本のチョイスや感想のバイアスとなりうること)
こんな感じです。このブログについてもご覧ください。
- 起業に関われることにワクワク
- スタートアップへの転職によりこの先どうなるか見えない不安もあり
- 新会社のITインフラの準備も少しやり始めている
- 現職は有休消化中のため毎日がまったり
- 時間があるので色々インプットしたい欲求が非常に高まっている
- 経営、組織論、コミュニケーション、コーチングに関心あり
- 2024年、新たなスタート、ワクワクとドキドキが半々
- なんやかんやバタバタし出したぞ案件もスタートして忙しくなってきた
■感想
久々に良い本に出会えたと思いました。
これから組織を作っていくうえで参考になることが多いだろうと感じています。
と言っても、何ら奇をてらっているわけではなく、大切なことって普遍的だよね、というのが感想です。
その中でも腑に落ちたのが「フロー理論」での考え方です。
能力と挑戦(プレッシャー)を軸にして、一番バランスの良いところが夢中(フロー)で最もパフォーマンスが良い状態で、時間の経過とともにどう能力と挑戦(プレッシャー)とも高めていくかを論じている章が、個人的にとても良かったです。
引用元:
森保ジャパンに3つの提言!「チームビルディング」のプロが気づいた問題点とは?(木崎 伸也,仲山進也) | ブルーバックス | 講談社(4/4)
個々が自分で考えて動く自律的で強いチームを、読売クラブ(ヴェルディ川崎)の黄金期を例に述べられていたので、もろに世代のボクにはエモかったです(笑)
全体的にサッカークラブの子供の育成の目線で述べられているのですが、会社で新入社員や部下の育成と置き換えても全然問題が無い内容になっています。
詳細は本書を読んでいただきたいのですが、才能を伸ばすも潰すも結局は大人(上司)なのだなと。失敗をしてはいけない空気が蔓延し過ぎて、大人(上司)が結果を重視して細かく指示をするようになり、自分で判断しない指示待ちの子供(新入社員や部下)が増えてしまうという、理想と真逆のことを大人(上司)がやってしまっているんですよね。あと個人的に思うのは、大なり小なり大人(上司)が自分は正しいと思っていることも、子供(新入社員や部下)の可能性の芽を摘んでしまっているとのではないかと。。。そうなれば、当然ですが最終的に組織(会社)は弱くなっていきますね。
自分で考えて動けるようになるには学びや経験が必要であり、失敗を経験することからも得られる学びは必ずあります。だからこそ、大人(上司)は失敗も見守ってあげること、失敗したとしても振り返って考えさせる空気を作ること、が非常に重要なのだと思います。
社員の将来を見据えた視点で静かに見守りつつ、相談されたときには一緒に考える、そんなコーチでありたい!