■読んだ本
「管理ゼロで成果はあがる 「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう」(倉貫 義人 著)
■今の状況(本のチョイスや感想のバイアスとなりうること)
こんな感じです。このブログについてもご覧ください。
- 起業に関われることにワクワク
- スタートアップへの転職によりこの先どうなるか見えない不安もあり
- 新会社のITインフラの準備も少しやり始めている
- 現職は有休消化中のため毎日がまったり
- 時間があるので色々インプットしたい欲求が非常に高まっている
- 経営、組織論、コミュニケーション、コーチングに関心あり
- 2024年、新たなスタート、ワクワクとドキドキが半々
- なんやかんやバタバタし出したぞ案件もスタートして忙しくなってきた
■感想
こちらもボクにとって良書でした。
以前にも著者の本は読んでいて、そちらも同感、参考になることが多かったです。
bookansou.engineerkaigo.com
感想ですが、ボクにとっては全部よかったです(笑)
著者の作り上げた組織や仕組みは、ほぼボクの理想です。
著者はソフトウェアの受託開発会社の代表であり、ボクの会社で提供しているサービスとはことなる業種でありますが、色々と適用できることがあるのではないかと思っています。
というよりも、どんどん適用していきたいです!
全部よかったのですが、その中でもボクに刺さったことを以下に挙げてみました。
創造的な仕事は管理しないほうが生産的になる
「はじめに」の中の節のタイトルです。
絶対そうなんですよ!と、みんなにお散歩シンキングをお勧めしたいです(笑)
ボクはシステム運用のコンサルティングや改善支援を職業としています。現状把握を把握し、や策定をしており、そういう部分で一応創造的な仕事をしていると自負はあります。課題の洗い出しや改善策の検討をする際、まず頭の中で色々と想像したり考えたり自問自答したりします。それを、ボクは机に向かわずに散歩しながらする(お散歩シンキング)ことが多く、その方が頭の中が整理されると実感しています。
考え事をするときに、シャワーを浴びているときや特に何もしていないときの方が良いアイデアが浮かぶ、それに近い感じです。運動していると脳が活性化し良い効果を出している、というのを何かで読んだり見たりしたことがあるので、本能的にそんな行動を取っていたのかもしれません。
もし職場がトイレや休憩以外に離席できないとしたならば、良いアイデアが出なかったり解決に時間がかかってしまうかもしれません。また、日々の業務成果を報告しなければならないならば、考えるだけで手を動かしていないので成果ゼロということになるかもしれません。リモートワークに慣れてしまっていると、週何日の出社要請もストレスになるかもしれません。決められたスパンで成果を出すのが目的で、それを満たしていれば、これらのルールや管理は不要だと個人的には思っています。
既存のビジネスモデルに従うのをやめる
第3部の中の章のタイトルです。
ボクもそうしていきたい、絶対そうしていく、という感じです(笑)
前職のSIerでは、システム導入プロジェクトに運用設計エンジニアとして参画したりしていました。著者も同様のことを述べていたのですが、案件獲得のための提案には膨大な工数がかかるのですが、受注前なので売り上げにならないし失注すればムダになるので、なるべく手を抜きたいと思っていました。受注するにも値下げ交渉があったりして、提案の工数をペイするのに何か月かかるんだ?みたいなこともありました。
また、お客様先へ常駐して運用保守をしていたとき、案件の売上はエンジニアのスキルレベルに応じた単価と労働時間によるため、安かろう悪かろうは業界として割と常識ではあったと思いますが。ですが、安く入ったエンジニアが経験を積んでいっても、その案件ではなかなか単価が上がらない(お客様に上げてもらえない)とか、別の高単価の案件に引き抜かれていくと結果的にお客様の現場の品質は上がらないままとか、誰もハッピーにならない状況に違和感を感じていました。
著者は、自分で考え、自分の組織で試行錯誤をしながら、このような仕組みを気づき上げたのだと思います。ボクもこれから組織を作り上げていく身として、取り入れられそうなことはどんどんやっていきたいと思いました。
その他にも参考にしたいことが山ほどある本なので、興味が湧いた方はぜひ読んでみて欲しいです。
そもそも必要なのか?なぜそうなのか?と、常識を疑ってなりたい姿を追求していくぞ!